大沢温泉 菊水舘(2)
さて、お風呂。
曰く・・・
「この大沢温泉は延暦年間に坂上田村麻呂が東征の折、毒矢に当たって苦しんだが、この温泉に浴して幾ばくもなく直ったとの伝説があります。千二百年以上の歴史があり南部藩主、宮沢賢治、高村光太郎ゆかりの温泉です」
宿泊すれば、居ながらにして4箇所以上のお湯に浸かることが可能です。
※注 画像中「山水の湯」は山水閣宿泊客のみ。
また他に女性専用露天「かわべの湯」もあり。
泉質表示
源泉名 大沢温泉(大沢の湯)
泉質 アルカリ性単純泉(低張性アルカリ性高温泉)
泉温 51℃ pH 9.0
湧出量 753L/分
無色透明にして、微かな塩味微かな硫化水素臭を有する
加水なし 加温なし 循環ろ過 一部 消毒処理 一部
※上記は全ての浴室に同様に掲示されていました。
まずは有名な大沢の湯へ。
風情のある橋を渡り、階段を下りていきます。
ここは混浴で、タオル禁止のため、女性には厳しいようですが、女性専用の脱衣所も出来、若干ながら利用しやすくなったようですね。
菊水館からの途中、豊沢川を渡る橋の上からは露天が望めます。
見られるのが嫌な向きもあるでしょうが、ここでは野暮というもの。
ここに着たら、混浴の大らかな魅力を味わいましょう。日本がまだギスギスしていなかった時代の遺産かも。
どうしても抵抗が・・という女性客は女性専用露天「かわべの湯」があり。
オープンスペースの脱衣所(脱衣場所と行ったほうが良いかも)。
女性専用の脱衣所はここに入る前の階段を下りた右側にあり。洗い場は3箇所。画像の場所の他に入り口付近右手に1箇所。
シャワーは無し。石鹸はありました。
掛け湯をしたら、ここで洗髪や体を洗う、というのは避けて入浴だけに留めたいですね。お湯を楽しむ、景色をゆったりと楽しむ、それだけで良いと思います。
夕刻の雪見露天も乙なもの。
この絶景が忘れられずリピーターが絶えないのは納得です。
入った感じはトロ~リ系の温まり湯。この時期は体感で42、3度の適温。夏場と比較して余り熱くないのでじっくりと長湯を楽しめました。
翌朝の大沢の湯。朝イチで絶景雪見露天を独り占め出来ました。
日中ともなれば、湯治客の他、日帰り客でごったがえす日もあると訊きます。数年前、休日に日帰りで訪れた時はやはり盛況でした。
さて、浴場紹介はまだまだ。
次回は内湯をご紹介。・・続く。
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